以前、俺も同じような疑問を抱いたことがあった。
カヤと最初に出会った国での再会。
身分の差もなく、同じ年の男女として生まれ変わった僕たち。
これまでと違った、あまりにも良すぎる条件に歓喜する一方で、一抹の不安を抱えたのも事実。
「……今回で、終わり、だから?」
言葉に詰まりながら答えをぶつけてみれば、律は無言のまま首を縦に振った。
「終わりって……、俺たちはどうなるんだよ? ヒメミコ様は、次の朔の日に自分が眠っている場所に来いって言ってたけど……」
「……それはわたしにも分からない。ヒメミコ様だけが知っていることだから」
律はもう、すべてを覚悟しているかのように、動揺する素振りすら見せないけれど。
淡々と語りながらも、その声はわずかに震えていた。


