翌日の課外授業は午前中までだった。
学校から帰ってきてすぐ、以前、律に渡されたケータイ番号の記されたメモを探し、電話した。
学校の近くにあるカフェ。
冬休みにもこのカフェで、律と昔の話をした。
俺に呼び出された律は、待っていました、と言わんばかりの様子だった。
「……ヒメミコ様が現れたんでしょう?」
俺が切り出すよりも先に、律は開口一番に訊いた。
どうしてそれを? と驚く俺に、律は力なく笑いながら言葉を続ける。
「瑠衣がわたしを呼び出す理由なんてそれしかないじゃない。それに……、そろそろヒメミコ様が現れる時期だと思っていたし」
「……現れる時期って……」
「どうして今回、わたしたちがこの国に転生したか分かる?」


