『身分の差など、わたしにとってはどうでも良いことだ。ただ、それぞれの責務を全うしてくれればそれでよかった』
「……“よかった”?」
ヒメミコ様の言葉の節に、俺は思わず言葉を漏らした。
『――タスクよ。これまで繰り返された転生は、民を裏切った者への罰だ。おまえはその者に罰を与えるために欠かせない“道具”なのだ』
……俺は、罰を与えるための“道具”?
民を裏切った者への、罰……?
まさか――……
「罰を受けているのは、まさか、カヤ……」
『それは本人に訊くがよい。なぜ罰を受けねばならないのか。“道具”に説明することも贖罪のひとつであろう』
「…………っ」


