慶太が蜂谷のことを指摘した日から、俺は毎晩のようにカヤの夢を見るようになった。
ヒメミコ様が守っていたあの国。
カヤの侍女に見張りを頼んで、俺たちはわずかな時間を一緒に過ごした。
“タスク”
優しい笑顔で、カヤはいつも俺を呼ぶ。
蜂谷とカヤは瓜二つではないけれど、夢のなかの俺はカヤの顔を見ると、自然と蜂谷のことを思い出していた。
“空気”が同じなんだ、カヤと蜂谷は。
俺が蜂谷を好きだからそう思うのか、それは自分でも分からない。
“ねぇ、タスク。起きてよ”
うん、起きてるよ。
どうした?
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