今日が最後なら、なんでも許されるのか――? 「……蜂谷。実は俺、前世の記憶があるんだ」 真顔でそう切り出してみると、蜂谷はうんざりした溜息をつく。 「で?」 冷め切った口調で訊き返すものの、とりあえず話は聞いてくれるようだ。 「ずっと昔の日本」 「……どのくらい昔よ。ティラノザウルスでもいた?」 「そこまではいってないけど、ヒメミコという女王がある国を治めていた時代」 ヒメミコ様の名を口にすると、蜂谷は眉をひそめ、首を傾げた。