「……ちょっと。変な同情しないでよ?」
「………」
「それにね、あたし、3学期から別の学校に行くの」
数秒の間を置いてから蜂谷の言葉を理解した俺は、思わず「はあ?」と素っ頓狂な声を上げた。
「別の学校? つか、そんな話、聞いてないけど」
「……先生にだけは言ってある。みんなには、3学期が始まったときに知らせてほしいって」
あの頼りない担任。
こういう肝心なところだけは先取りなのか。
……担任だから当然っちゃ当然だけど、なんか腹立つ。
「どこの学校だよ。あ、てことは引っ越すんだよな? どこに?」
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