「……これまでのこと、全部、美樹がやったの?」
ここまで言われているのに、蜂谷はそれでも倉田を信じようと震える声で問いただす。
「そうよ。でも、本当に全部あたしかなぁ? 案外、瑠衣くんのことを好きな女子たちも便乗してたりして」
はっきりと認めた。
蜂谷の親友が、嫌がらせの犯人は自分だと。
「でも、バレちゃったことだし、あたしからの嫌がらせはもう終わりにしてあげる」
開き直って言ったあと、倉田は蜂谷のイスを思い切り蹴飛ばし、教室を出て行った。
直後、蜂谷は緊張の糸がぷつりと切れたかのように、へなへなとその場に座り込んだ。
「……蜂谷」
声をかけると、蜂谷は力ない口調で話し始める。


