“瑠衣は、わたしを……”? 言葉の続きは予想がつく。 でも、ギリギリまで信じたかった。 「……処刑したじゃない。温情という名の元において、お父様と一緒にわたしの首を……」 消え入りそうな声であのときの最期を詳しく説明する律に、絶望してしまった。 そのあとに強い罪悪感が押し寄せる。 長いあいだ、ずっと封印し続けてきた記憶。 律だって同じように封印していたに違いない。 俺に殺された、“君”。 確かめたいがために、無理やり封印を解くなんて。 最低だ――……