everlasting love~幾星霜の果て



「魔女だ!」

「さっさと焼かれてしまえ!」




堰を切ったように、次々と飛び交う罵声。

人々は足元に転がる石を拾い上げ、罪人に向かって投げつける。



でも罪人には、投げつけられる石を避ける気力も体力もない。

……当然だ。

ここにたどり着くまでに、残酷な拷問を散々受けてきたのだから。




「……ハンス、準備はいいか?」




こちらに向かってくる荷車を前に、父さんが声をかける。




「うん、大丈……」




手に持っていた縄を、思わず落とした。