その友達の中に、武井さんも居たわけね。

しかし、許されない事だってあるんだ。

―――ムスッとしながら、私は午後の仕事に取り掛かる。



「これコピー」



「命令しないで下さい」



「俺は“しろ”と言ってないけど?」



「……何部ですか?」



「10部」



あー言えばこー言いやがって。



「嵯峨ー。コーヒー淹れてくれない?」



私は課長みたいな、優しい人が良い。

笑顔も素敵でさ。

ーーガ――ッ



「あ…紙詰まり…;;」



…こんな時にっ!

しかも私は、紙詰まりを直すの苦手。