「……そんなコトアンタに関係あるんか」

「でも気になるやんか。……仮にも同じトコロで暮らしてたわけやし」

「……そうやな。アンタとあたしは友達やったからな」

「妃菜……大丈夫なんか??今どこで暮らしとるんや??」

「……今は小さいアパートに一人暮らししとる」

「そう……寂しくないんか??」

「……あたしの寂しさなんて、兄ちゃんが死んだ時から消えとるわ」

「妃菜……」

「……でっ、アンタがあたしに一体なんの用や」

「妃菜の様子が気になって。……今どうしてるんやろと思ってな」

「……それだけのためにわざわざきたんか」

「そうや。妃菜が心配で」