*翌日* 私たち4人は朝から アイザックさんの屋敷へと 向かった。 「…さすが、 この世のお偉いさん。 大きな屋敷だな。」 シオンが ポツリと小さな声で呟いた。 「確かに。 でも、何だか 変な感じがしないか? 何か… 妖気を感じる…」 「ライトの言うとおりね。 この屋敷全体に 大きな靄がかかってて、 そこから悪霊の気配がする」 これはシオンと私の出番ね。 私は皆に目配せしてから 大きな扉を叩いた。