シャイニング・ジュエリー




実際に動作も演技する時は、どこまでするんだろうか。


キスは本当には絶対ないから…、抱き合うとこぐらいまで?


想像するだけでも、頬が熱くなる。




「おぉ、白雪姫…!」



……だめだ。演技に、集中しなきゃ。


私は今、私ではない。
“白雪姫”なんだから。



『まぁ…!あなたが助けてくれたんですか?』




少しだけ、棒読みぽくなってしまった。

これはきっと、台本に集中できていなかった証拠。



次こそは、もっと感情をセリフに入れていかなくてはいけない。