龍『なぜそんなにそのプレゼントを渡したがる?』








俺は気になって準に聞き返した








すると準は気まずそうに顔をしかめた








俺はこのプレゼントにはなにか違う意味が込められているように思えた








すると準はポツリと話し出した









準「・・・・・・・そのプレゼントはただのプレゼントじゃないんです。いつもの顔や地位が目的で渡すプレゼントじゃないんです。このプレゼントを渡した理由はみなさんへの『お詫びのしるし』だっていっていました」











ーーーーーーー『お詫びのしるし』?













そのあとも準は続けた








準「そのプレゼントを渡した本人はみなさんがその人を軽蔑していると言っていました。」










ーーーーーーー軽蔑している









準「みなさんがどう思っているかわからないけどその本人はみなさんに感謝してもしきれないくらいだって言っていました。」









渚「僕達が会ったことある人ってこと?」









準「その本人に名前は出さないでって約束したので俺からは言えないです。でも少しの間だったけどみなさんは仲間だったといっていました」








その言葉を聞いた瞬間、俺の中でプレゼントを渡した人に確信がついた