『……喧嘩ばっかりしててさぁ、自分の気持ちは満たされるの?』
『……』
『喧嘩するのがダメだって言ってるわけじゃない。
だって、喧嘩でしか自分の存在を確かめられなかったんでしょ?』
『…っ…』
何も言えなかった。
全部図星だったから。
喧嘩をして相手を殴ることで自分の存在を確かめてた。
殴る傷みが殴られる傷みが自分は生きてるんだって感じられるから…。
『…そうだよ…。
喧嘩でしか、自分の存在を確かめる方法がなかった。
俺はいつも一人で、生きてるって証を誰にも感じさせてもらえなかった。』
『……』
『母親には見捨てられて、学校も行ってない。
俺には大切な奴も居場所も何もねぇんだよ…』
なんで、俺、今日あった奴に、しかも女にこんな話してんだ?
でも、何故か隣にいると落ち着く自分がいた…。


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