最強キングと最強クイーン





女は俺の隣に…けど、距離を空けて座った。



『今日は空が綺麗だねー』


女の言葉に反応し、空を見るけど月も星も見えなく、どんよりとしていて、



『何もねぇし…』



気づいたらポツリと呟いていた。



ビックリした。



いつもなら絶対女になんて話しかけるのはもちろん、返事さえもしなかったから。




『……確かに月も見えないし、星も見えないけど、空は繋がってるんだよ。きっと、どこかには綺麗な空が広がってるよ』



綺麗事だと思った。



何も知らない、汚れを知らない女だと思った。