もう…疲れた…。 『……ねぇ』 俯いていると頭上から高く透き通った声が聞こえた。 ゆっくりと顔を上げて視界に映ったのは、整った顔をした女だった。 眉間に皺がよる。 母親のことがあり、俺は女が嫌いだった。 『いつも喧嘩してて虚しくない?』 『……』 自分で言うのも何だけど、俺は有名だった。 いつも喧嘩三昧な毎日だった。