次の日、あたしと秋継は一緒に学校へ登校した。
昨夜、功について考えていた。
あたしが功と、今までと変わらずに接することができる言葉。
ううん、今までとは違わなければいけない。
あたしには、秋継がいるから。
それでも、また一緒に笑えるくらいの仲には戻りたい。
秋継にはツラいかもしれない。
けど、このまま話せないなんて、あたしだってツラいから。
秋継にとっても、あたしの選択はいい迷惑だと思う。
それでも、あたしはこの考えを曲げたくない。
そんなに簡単に切れてもいい仲では、ないと思いたいから。
教室を入ってすぐに、その見慣れた顔を見つける。
いつもだったら、真っ先にあたしに気付いて、笑って「はよっ」ってあいさつしてくれる、功。
「功」
今日は、その挨拶がない……。
「……なに?」
「おはよ」
「……あぁ」
――ない。



