そう切り出し、今回の一連の怪奇現象を丁寧に話し続ける。
川井はじっと聞いていたのだが、やがて、
「出張料はいただきますよ。一回につき、五万三千円ですが」
と言った。
――ええ。その程度で除霊出来るなら構いません。この部屋から霊を追い払っていただければ。
すると川井がフフフと笑い、
「あなたも変なものに関わっちゃったわね。自殺Tubeなんておかしなものに」
と言い、重ねて、
「分かりました。三日後の午前十一時に伺います。それまで待っててくださいね」
と言った。
――分かりました。
そう言うと、電話が切れた。
川井はじっと聞いていたのだが、やがて、
「出張料はいただきますよ。一回につき、五万三千円ですが」
と言った。
――ええ。その程度で除霊出来るなら構いません。この部屋から霊を追い払っていただければ。
すると川井がフフフと笑い、
「あなたも変なものに関わっちゃったわね。自殺Tubeなんておかしなものに」
と言い、重ねて、
「分かりました。三日後の午前十一時に伺います。それまで待っててくださいね」
と言った。
――分かりました。
そう言うと、電話が切れた。


