慟哭の彼方



チェルシーの瞳がどこか悲しそうに光る。

「それでもあなたは、この絵を必要とするのか」


一日たりとも側を離れられない。

一度願ってしまえば願い事を変えることも、取り消すこともかなわない。


確かに多大なリスクを背負うことになるだろう。

だけど、それでも。


「それ以上に叶えたい願い事なんて、無いんだ」

泣きそうに笑いながら言うと、予想していたよりもずっと胸の中が爽やかになった。

胸を張って、生きていきたい。

ただそれだけなんだよ。