離れは、聖の部屋の方にある。 「ごちそうさま。」 静綺が立ち上がったのを見て、時計を見る。 「遅刻する!」 私はガチャンとテーブルに足をぶつけながら立ち上がって用意を始めた。 学校に行くと、百合ちゃんが席についていた。 「おはよー。百合ちゃん、授業中に寝てたら起こしてくれる?」 「おはよ、朝からそんな予想って…大丈夫?」