欠伸をしながら朝ご飯を食べていると、東仲さんが言う。 「昨日は遅かったんですか?」 「そうなんです。明後日から中間だから。」 私の危機感というものはソレを目の前にしないと働かないらしく、課題を今、高速で終わらせている。 「中間とか、嫌なこと朝から言うなよ。」 静綺は顔を歪めつつ、ご飯を口に運ぶ。 「あぁそっか。三学期制は今、中間か。」 納得したように頷く照大は二学期制。