そして、どこからその情報は湧いて来るの…!!


「え、何?下宿?」

「百合ちゃん、何でも無いよー。」


あははーと誤魔化して、笹原さんに笑顔を向ける。


「なんでもないです。宿題をしてきます。」


手を離すと、フラフラと自分の席へ帰っていく。

一先ず、一難去った。

ホッと一息吐いて、私も席についた。