「な……」




ゆりあの言葉を聞いて、あたしの唇が震える。




「何それ―――!!!?」




そして、その唇からあたしの叫びが発せられた。




「何それ何それっ!あたし、聞いてないよ!!え、てかそれって、あたしお残り決定!!?部活いけないの?!そんなのいやぁ――!」




パニックに陥ったあたしに、ゆりあが冷静な一言を浴びせる。




「遥、煩い。それに、勉強すればどうってことないでしょ。平均点くらいとれば、別にお残りになんてならないわよ」




そぉだけどー…


それがあたしには厳しいことだって、おわかりかな?!


てか、それが出来ないからこんなに嘆いてるんじゃん……!