夢へ走れ!! ~小さな夢の向こうには~【完】






それからあたし達は、四人で二対二などをしたりした。





そして、楽しい時間はあっという間に過ぎ。


外はいつの間にか真っ暗。


時計を見ると、長い針が12、短い針が7を指していた。


と言うことは、時刻は七時。


まだ梅雨の今は、暗くなるのが早い。


慌てて体育館を出たものの、外はやっぱり真っ暗。




「…どうする?って、帰るしかないけど…」




ゆりあの問いに、その通りだ、と頷く。


雨が降りそうだったため歩いてここまで来たものの、幸い今は雨が降っていない。


さっさと帰った方が良いな…


最近、不審者も出たらしいし。


ま、あたしを襲うモノ好きはいないだろうけど~!


あ、でもゆりあが心配かも…


…って、自分で自分のこと貶してるしぃ!


自分で言って自分で凹むって…


あたしのバカぁぁぁあぁぁぁあああぁ!!!!