夢へ走れ!! ~小さな夢の向こうには~【完】






そう言われてゆりあに目を向けると、ニッコリ笑っている。


多分、行っておいで、ってことなんだろう。




「いいよ?」


「ちょっと…外でるぞ」


「うん」




悠大に誘われて外に出ると、そこには朝の曇り空からは想像できないほどの青空。




「晴れた、な」


「え?」


「知らねぇの?ついさっきまで雨降ってたんだよ、コレ」


「そうなの?!全然知らなかったぁー!」




そう言って、アハッと笑う。


そんなあたしを見て悠大も笑ったかと思うと、急に真剣な表情になった。