夢へ走れ!! ~小さな夢の向こうには~【完】






ニヤッとみんなが笑った瞬間、もう英がボールを持っていた。


ま、ただカットしただけなんだけど。


でも、これは信頼関係が成り立っていないと出来ないとあたしは思う。


だって、ボールが渡ると分かった瞬間、カットを狙って飛び出してくんだよ?


本当は弾いてもいいんだけど、それを相手が取ったらそこに誰もつけないからね。


それに、それをするとして失敗して相手にボールが渡ったら、下ががら空きになるんだよ?


それを感じ取った下の2の人がそこにはいるけど、感じ取れなかったらそこで終わり。


それこそ点を取られちゃうしねぇ。




英は取ったボールをすぐにゆりあにパスする。


こっからはスピード勝負。


あたしとゆりあが走り出す。


咄嗟のことで、走って来るディフェンスは二人。


でも、その中の一人はボールをついていないあたしが抜いた。


置いてかれる相手を見て、フッとあざ笑う。


あたしのスピード…なめないでほしいなぁ?


ま、確かに相手も早いんだろうけど…


あたしには敵わないっての♪