――キーンコーンカーンコーン




放課後になったことを告げるチャイムが鳴ったと同時に、席を立ちあがる。




「部活だ―――!!ゆりあ、いこ!いこ!」


「あー…ごめん。あたし、委員会あるから今日部活遅れる…」


「あ、そうなんだ?んじゃ、副部さんに伝えとくねん」




副部=副部長=副キャプテン


と言う方程式により、あたしにはゆりあが遅れることを伝えると言う任務が出来ました。




「じゃ、よろしくね?」




そう制服姿のまま言うゆりあに、




「おーけー、おーけー。任せときなさいっ」




そう着替えながら答えた。