「あいつらに何もされなかったー?俺の可愛い子猫ちゃん?」 そう言いながら私の頭に生えた耳をつまむ。 …いつになったら無くなってくれるんだろ… 『耳、触らないでくれますかー?』 「…何でー?って、あ。弱いんだっけ」 そうそう、と私が頷くとジンはまた私の耳を触った。