『…い、嫌じゃない…よ』 ドキドキがバレないように私は 小さく呟いた。 さっきまでの寒さが嘘のように 暖かい。 背中から伝わるジンの体温が心地いい。 ………あ。 『……クスクス』 私はあることに気づいて思わず笑ってしまった。