――……ユウキSide。 私は、お母さんから門で下ろされ、桃欄の地図を受け取った。 荷物は、桃欄の隣りに立っている寮の私の部屋までお母さんが運んでくれるらしい。 たまには気が利いてるよね、うん(笑) それから地図を見たんだけど… どっちがどっちかさっぱりわからなくなって、 私は迷子になった。 そこへ、黒髪をワックスで少し遊ばせた、軽い腰パンの男の子が来た。