大半の子猫達がバイクに乗り、乗れない子猫達は車で魔風のアジトに向かった。 僕は勿論、バイクに乗る玖音の後ろに乗った。 魔風のアジトは僕達の倉庫からかなり離れている。 たぶん、到着するのは12時過ぎだろう。 絶対に潰さなきゃ アイツ等は絶対に 潰す 僕達は静かにバイクと車を走らせた。 どんな時でもなるべく静かに行動する。 これが黒猫のルール。 闇に紛れる漆黒の猫のように‥ 昔、誰かが決めた。 僕は色々なことを考えながら、魔風のアジトにつくのを待った。