「水の流れだ。明らかに水の動きと違うところ狙うんだ。」

「なんとなくわかったよ!!!」


スイレンについて話したあと、作戦を練った。

今回の作戦は、呼びだした直後に属性魔法をかけまくる。

…という作戦だ。

今回もこれを作戦と言っていいんだろうか……。



「地下水路に眠る水神。我らに力を与えよ、そして我らの力を認めよ!!」


(シーン………。)

「出てきたのか……??」

「しっ!!!……出てきたぞ!!!」

「えっ??どこどこ??」

「あそこだ、あそこ!!!」

ミリアに分かっても他の人には分からなかった。

「あっ!!やべっ!!見失った!!!」

ミリアは見失ったようだ。

「皆とりあえず動くなっ!!」

といって左足を動かした。

(チャポン……)

「あっ、踏んでもうた……。」

水の塊が形を変えていき、美しい女性の姿になった。

「あ、あれは………!?………………『ナイアス』だ……。」

「なんだ?『ナイアス』って??」

「お前知らないのか!?……ナイアスは水の神のトップのポセイドンに劣らない強さを持っている水神だ!!!……何で水の精ナイアスの姿に……。」

「ミリアが強いからだよ!!!すごいねっ!!!」

「……。褒めてる場合ではないだろ。」

「作戦変更だっ!!!グルド、ジン!!!サポート頼む!!!レイスは回復に回って!!!!!」


皆分かったと返事をし、手を合わせた。