ブォン…ババババ……っ


学校へ到着した俺たちは、いつもの場所に原付を止める。







「到着ぅー」


はしゃぎながら原付から降りる澤田。

俺はヘルメットを取り、澤田の分と一緒に原付にしまう。




「まだちょっと時間あるね。一服しようか?」

「うん」


キャハハ



っ!

どこからともなく聞こえてくる、生徒らしき笑い声。





「いーとこあるから…そこで吸おうぜ」

「うんっ」


俺は澤田を連れ、お気に入りのあの場所へ向かった。















「あーココかー。懐かしい〜」


いつも俺がタバコを吸うあのお気に入りの場所へやって来ると、澤田は懐かしむように笑う。





「だな。ココでタバコ吸ってたら、澤田に見つかったんだもんな(汗)」

「あはは、そうだよー。本当懐かしいね〜」


2人でそんな話をしながら、タバコに火をつける。





「つーか、今思ったんだけど…あの時なんでココに来たの?」