シュッ




ガコン…



タン…タンタン……








昼飯を食い終わり、眠気におそわれながら寝転ぶ俺。


新学期が始まって一週間がたち、いつも通りの学校生活が始まった。

今は体育館にいて、力と俊也がバスケをやっている…





シュッ


ガコン……




力がバスケのボールを投げるが、なかなかゴールに入らない。



「力下手だなぁ〜本当に中学ん時バスケやってたの?」

「やってたよ!最近は体がなまっちまってんだよ」


力と俊也の会話を機器ながら、体育館の天井をぼんやりと見つめる俺。




体育館て…独特の匂いがあるよな……

多分‥高校卒業して、俺がじじいになってこの体育館の匂いを嗅いだ時は……学生時代のことを思い出すんだろうな…







シュッ


ガコン…





「クッソ〜」

「なんだよ〜俊也も下手くそじゃねーか〜」