教室に入るなり、俺に気づいて駆け寄ってくる力。


俺は「よぉ」と言って自分の席に座り、机の横にカバンをかけた。






「葵斗〜力〜」




すると、今度は俊也が俺たちに気づいて駆け寄ってきた。





「よぉ…」

「久しぶり俊也♪」


俺たちがそう言うと、俊也は俺の隣の席に座った。






「元気だったか?結局、夏休みは海以外どこも行かなかったな〜」

「…そーいえばそうだな。じゃあ、次は冬休みどっか行こうぜ!」

「いいね☆スキーとかな!」



力と俊也の会話に耳をかたむけながら、ぼんやりと窓の外を眺める俺…







タバコ吸いてえな…



そーいえば、教室入る前にいつものとこでタバコ吸ってくんの忘れた・・・


考え事してたからか…




こんなこと初めてだ…








キーンコーン

カーンコーン