横から聞こえて来る澤田の声。


思わず体がびくついてしまった俺…

澤田を見ると、不思議そうな顔をして俺の顔を覗き込んでいた。







「あ…いや・・そのっ………」


澤田とあの男のことを覗き見してたなんて言えねえ(汗)



とっさに言い訳を考える…






「…ちょっと・・・コンビニに買い物があって……」

「そうなんだ〜じゃあ、ついでだから私も付き合うよ」


クルッと後ろを向き、コンビニがある駅前に向かって歩き出す澤田。


俺は澤田から少し離れて、ゆっくりと澤田のあとをついて行く。





そして…拳をギュッと握りしめた。











さっきのあいつ・・・

誰なんだよ……



俺は澤田の背中を見つめながら、さっきの男のことばかり考えていた。