澤田が後ろからぽつりとそう言った瞬間…

俺らが信号待ちしていた信号が、赤から青になった。





俺は澤田に言葉を返さずに、原付を走らせた。








澤田の俺の背中に回している手が、ちょっとだけ強くなったのがわかった…