しばらくして、唇が離れた。


「はぁ…、はぁ…。」


私は軽度の酸欠状態。


「どう?落ちた??」


息切れをしている私を見て、

慧斗はニヤリとそう言った。





ドキッ。


「~~~ッ、全然ッ//!!」

「顔赤いけど?」

「馬鹿!!」


私は慧斗から顔を反らした。

……のに、





クイッ。


慧斗に顎をすくわれ、
強制的に目を合わせられた。


「誰が馬鹿だって??」


慧斗は意地悪そうに笑いながら、再び顔を近づいけてくる。