コンコン。 シーーーン…。 「ねぇ、教室戻ろ……」 ガラガラッ!! 柏原慧斗は、 私の言葉を無視して、 保健室のドアを開けた。 「空いてるよ?」 王子仮面で中を覗く柏原慧斗。 「ぃや、私具合悪くないし。」 教室に戻ろうと体の向きを変えようとしたけど、 グイッ!! 「!!!?」 柏原慧斗が、 私を保健室に押し込んだ。