「はぃ、口開けろ!!」


私は素直に口を開く。

お兄ちゃんは私にアップルパイを食べさせた。


「……おいしーッ!!」


私はたちまち笑顔になる。


「んじゃ、帰るか。」

「うん!!」


時計を見ると、時刻は21:00。


「そろそろ母さんたちも帰ってくるだろ。」

「うん。」


私とお兄ちゃんは、
他愛のない話で盛り上がりながら、お店を出た。