「狐、強いんだね」
「おまえはもっと強い」
「ほんとかなぁ」
「ほんとだ」
「・・・、ほんとなら、
どうすれば、
狐みたいにできるの?
あんなに自由に、凄いこと・・・」
「おまえは目覚めたてにしちゃ、
結構な技を身につけてる方だ」
「・・・もっと使いこなしたい、
皆がそれぞれ、戦い始めた時、
私、動けなかった・・・、
どうすればいいか、わからなかった」
「どう動くかは、技じゃなくて、
頭で考えることだけどな、
まぁそれも実戦に立ち合ってりゃ、
自然にわかるようになる・・・」
「・・・技は?」
「俺が教えてやる」
「ほんとに?」
「ああ」
戦えるようになる。狐から技を教わって。
「なんか、生きる気力、出て来たっ」
ともすると、無気力になってしまう、
生霊という立場を、狐の存在は明るいものにしてくれる。
狐が居れば、生きていける。
「まず尻尾の生やし方から」
「やっぱいいや遠慮しとく」
「冗談には一回笑ってから反応しろ」
ふふ、と互いに緩く笑い合って、心地よい応酬。
息をするように、冗談を言い合える。笑い合える。
*
「おまえはもっと強い」
「ほんとかなぁ」
「ほんとだ」
「・・・、ほんとなら、
どうすれば、
狐みたいにできるの?
あんなに自由に、凄いこと・・・」
「おまえは目覚めたてにしちゃ、
結構な技を身につけてる方だ」
「・・・もっと使いこなしたい、
皆がそれぞれ、戦い始めた時、
私、動けなかった・・・、
どうすればいいか、わからなかった」
「どう動くかは、技じゃなくて、
頭で考えることだけどな、
まぁそれも実戦に立ち合ってりゃ、
自然にわかるようになる・・・」
「・・・技は?」
「俺が教えてやる」
「ほんとに?」
「ああ」
戦えるようになる。狐から技を教わって。
「なんか、生きる気力、出て来たっ」
ともすると、無気力になってしまう、
生霊という立場を、狐の存在は明るいものにしてくれる。
狐が居れば、生きていける。
「まず尻尾の生やし方から」
「やっぱいいや遠慮しとく」
「冗談には一回笑ってから反応しろ」
ふふ、と互いに緩く笑い合って、心地よい応酬。
息をするように、冗談を言い合える。笑い合える。
*
