サグラダ・ファミリア

サラマンドラは、親しみやすい口調をやめていた。
大音響で耳に響く。
声は目の前の小さなトカゲの象からだけでなく、
グエル公園の全体から聞こえて来る。

『おぉ、ありがとう』

鷲鼻が立ち上がって、握手を求めて来た。

『命を救ってくれた、私の、
 私は君たちに、
 酷いことをしたのに・・・!』

シンが身がまえた。
鷲鼻の目は、まだギラギラしている。

『これからさらに、
 酷いことをするのに!』