サグラダ・ファミリア

『俺は知恵者だが、
 同時に采配者だ・・・!
 消滅の近い生き物達を呼ぼう、
 彼等は消え場所を探している、
 霊体なんてのは、
 有り余る程、
 用意できるものなのだ、
 本当はな・・・、
 善の神々は倫理違反とするが、
 俺は善でも悪でもない、
 消えてはいけないのに消えたい奴は注意するが、
 心の底から安らぎを、無を求める者は無に帰すべきなのだ、
 あるものは美しい山や海に、あるものは子孫の身体の中に、
 あるものは芸術に、あるものは技術に、あるものは奇跡に、
 形を変えて消えていく、
 消え方を探している者に声を掛けるなど、
 造作ないのだ、
 ・・・試したかったのだよ、
 すまないね、
 君の人格が、メシアを任すに適しているか・・・、
 もしその男を生贄に差し出したなら、
 メシアは欲に染まった悪の脅威になる、
 生まれてまもなく退治することになった、
 だが君はメシアを、
 その道から救った』