サグラダ・ファミリア

『そんな怯えるなよ、
 殺生はしないと自分に誓っているからね、
 俺はお前たちを傷つけない、
 しかしお前たちにも、
 俺や俺の友人を傷つけさせない、
 お互い、譲れないことは沢山あると思うけど、
 ぶつからないための我慢が必要だ、
 俺は殺生をしない、生命の危機と、
 空腹を常に我慢してる、
 これは断食だぞ、
 いや、たまに少しおやつみたいな、
 少しだけ吸うけど、そんなの水一滴飲むみたいなもので、
 とにかくね、君等は我慢が足りない』

相変わらずの饒舌で、
教団を圧倒しながら、
ソフィスティケイテッドは懐から、
ミネラルウォーターを出し、
空中に溢し始めた。

その水が、侍の形を作る。


「龍さん・・・」

呟くと、侍は振り返って、ウインクを飛ばして来た。
そして小走りに、トカゲの元に行くと、刀を光らせた。