ゆうこさんとシンが、不安げな顔をした。

「ゆうこさんは逃げて、
 どこか遠くに・・・、
 私達は貴方達を助けようと思って、
 教団を抜けて来たの、
 抜けた時は、貴方達を、
 吸収してしまったと思ったから、
 何とかして解放してあげられないか、
 探るつもりだったけど、
 貴方たちは生き残ってた・・・、
 貴方たちが生き残ってることが、
 わかってたら合流なんか・・・、
 私達を追う教団の手で、
 生霊のシンさんは・・・」

「夕子、悔いても始まらないよ、
 闘いはまだ終わってない」

ゆうこさんの声に、
心が震えた。
そうだ、次を。次を考えなければ。