「俺は君を生かしたいんだ!」

「こんな場面でお払い箱とはね」

「ソフィスティケイテッド、
 わかるだろ、君が心配なんだ、
 狐が負けた・・・、
 君まで・・・、
 君まで失うわけにはいかない」

ヴァンパイアは急に、
落ち着いた目をした。
怒りを収めた、大人の目だった。

「Sometimes…
 you …you have to go out…
 on a limb …and act on faith?
 but…,」

「日本語で喋ってよ」

ぼそりとゆうこさんが不満を漏らした。