サグラダ・ファミリア

列車が終点の駅についた。
地上出口で、意外な人が待っていた。

「お母さん・・・」

母親は日本で別れた姿のまま、
そこに立っていた。
三日ぶりの、母親との再会。

ゆうこと私の記憶は、あの日、
家に迎えに来たシンと顔を合わせた時から違う。


朝、やって来たシンに連れ立って、
家を出たのはゆうこ。


私はシンに人見知りをして、テーブルの隅で様子を伺っていた。