友達だよね?

別に海央が嫌いなわけじゃない。
でもよく理由もわからず無視されるのは辛い。


同じクラスの友達とかにも何度か支えてもらった。



ただこの時は海央がなるべく機嫌を悪くしないように…とばかり考えてた。


海央の何に恐れてるのかは自分でもわからなかったけど、私は海央の存在に怯えていたんだと思う。


『……な。…――柚奈!』

『わあっ!ビックリした〜』

『ちょっと人の話聞いてんの?名前呼んでも気づかないし』

眉間にシワを寄せ不機嫌気味の海央。

またやっちゃった…。


『ゴメン。考え事してた』
ここは謝んなきゃまた無視される。

私はとにかく謝った。

"無視される"

この事しか頭によぎらなかった。


『もーいいから。私トイレ行ってくる』

そう言うと海央は教室を出て行った。







あれは機嫌が悪いんだ。


『はぁ…』


私は一つため息をして海央に無視される事を覚悟した。