あれ、もしかして俺…。 …ふと、何かに包まれた。それは紛れもなく千陽の腕だった。 「南斗さん…」 「…千夏……」 「俺、南斗さんを、そして南斗さんの… ――息子さんを守ってあげたいって思ったんです」 「…え?」 「だから、だから…息子さんの処女を下さい!」 「結局息子かよっ!」 ゴツンッ!と俺はさっきよりも思いっきり殴った。